飛行機に雷が落ちる確率は?対策は安全で大丈夫なのかについても
飛行機は日夜空を飛んでいるわけですが、雷に打たれる確率というのはどのくらいのものなのでしょうか?
また、もし雷に打たれた際の対策としてどういう仕組みを講じているのかも気になります。
今回はこんな疑問に対して調べてみたので、ご紹介していこうと思います。
飛行機に雷が落ちる確率は?
まず飛行機に雷が落ちる確率というのはどれほどのものなのでしょうか。
人に落ちる確率は100万分の1と言われているそうですが、飛行機になるとどうなるのか?
- 人に落ちる確率と同じくらいなんだろうか?
- それとも何もない空の上を飛んでいるからもう少し確率はあがる?
そんなことを考えました。
しかし調べてみたところ答えは「日常的に飛行機には雷が落ちている」でした。
理由は飛行機はなるべく雷雲は避けるものの、雲の中を通ることは避けられない場合もあり、雲の中に発生している雷が落ちるのはよくあることらしいのです。
飛行機の落雷対策は安全で大丈夫なのか
そうした場合次に気になるのが、飛行機の落雷対策はどうなっているのか?
どうやら飛行機には大きく2つの落雷対策があります。
- 雷を避けるための気象レーダー
- 電荷を逃がす放電装置
それぞれ解説していきます。
【対策1】雷を避けるための気象レーダー
飛行機には気象レーダーが搭載されています。
そして気象レーダーの電波反射により進路に雷雲がどのくらい発生しているのかを測定し、赤・黄・緑の3種類の色で知らせます。
機長はその危険度を見て雷地帯を避けるとのことです。
やはり雷を避けるに越したことはないということなのですね。
【対策2】電荷を逃がす放電装置
飛行機は空気と常に摩擦を生じさせながら飛んでいるため、電荷が溜まっていってしまいます。
そしてこの電荷が溜まると、被雷する確率が高くなってしまうのです。
そこで、飛行機の先端には「スタティック・ディスチャージャー」という針がついています。
この針により飛行機は蓄積した電荷を空気中に放電しているのです。
この針は電荷による機器障害を軽減するためのものですが、被雷した際に雷を放電してくれる役割もあります。
また、飛行機の作り自体が雷を機体表面だけに流れさせ、放電する作りにもなっているとのことです。
しかしそれでも放電しきれない雷の規模の場合、機体が損傷・溶解してしまう場合もあるようです。
そのため、被雷した際は毎回機器のチェックを行います。
対策は施してはいるが雷の規模によっては防ぎきれないため、完璧ではなということですね。
まとめ
まとめると
- 飛行機に雷が落ちるのはよくあること
- 飛行機には雷をなるべく避けるための気象レーダーがある
- 飛行機には雷を避けるのと、被雷した際の被害軽減のための放電装置がある
飛行機はほとんどの場合、雷に当たらない・当たっても軽減する対策が施されているが、規模によっては機器が損傷することもある。
でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。