引っ越し大名と超高速参勤交代の関係は?元ネタの原作小説の作者が同じだった!
映画「引っ越し大名」の公開が決定しました!
予告を見た時に、なんか参勤交代と似てる・・・
パクリ?それとも同じシリーズ?
と思い調べてみたところ、どうやら同じ作者の作品のようですね。
この記事では引っ越し大名と参勤交代の関係についてまとめていきます。
『引っ越し大名』と『超高速!参勤交代』の関係
似てるのは元ネタ・原作小説の作者が同じだから
冒頭でも述べた通り、『引っ越し大名』と『超高速!参勤交代』はどちらも元ネタは小説で、作者は同じ土橋章宏氏のようなんです!
【📺注目の映画番組】
— 映画.com (@eigacom) August 27, 2019
明日28日、明後日29日の「#午後のロードショー」は、「#引っ越し大名!」(@hikkoshi_movie)公開を記念して、同じ #土橋章宏 原作の作品「#超高速参勤交代」「超高速!参勤交代 リターンズ」を連日放送❗
作品詳細は👉https://t.co/ng88xb1jOH https://t.co/KXPw3PAOZ7 pic.twitter.com/dR3gmVn6Gs
作者が同じということで、江戸時代の制度を現代風コメディにする独特の作風が似通っていることも納得ですね。
余談ではありますが作者の土橋章宏氏は、
- エンジニアとして日立製作所(Hitachi)に勤務。
- 退社後、Web制作会社を立ち上げる
- シナリオ・センターのシナリオ8週間講座でシナリオを学び、TVドラマ、ラジオなどの脚本、小説を手掛ける
という異色の経歴の持ち主!
エンジニア(それもあの日立)から脱サラして小説家としてこんな成功を収めるなんて、それこそ映画が一本できそうなストーリーです。
物語上のつながりは無し
同じ作者ということは物語上のつながりはあるのか?と思ったのですが、物語的なつながりは一切ないようですね。
同じ江戸時代が舞台ではありますが、主人公から登場人物に至るまで全て刷新された別の物語です。
つまり『超高速!参勤交代』を見ていなくとも『引っ越し大名』は楽しめるということで安心してよさそう。
『引っ越し(国替え)』と『参勤交代』の違い
「国替え」と「参勤交代」という異なるテーマを取り扱う両作品ですが、そもそも江戸時代にあったこの両制度の違いって何なのか気になります。
調べてみたところ、簡単に言うと
- 国替え・・・領地を完全に引っ越すこと
- 参勤交代・・・1年の期間限定の出張
のようなものと理解すればよいようです。
このため、完全な引っ越しということで国替えは参勤交代よりもお金も手間もかかる一大事ということなんですね。
余談ですが国替えには、「家康の旧領に尾張国清須の織田信雄(信長の子)を引っ越し(国替え)させようとしたけれども、織田信雄はこれを拒絶して任を解かれ地位を失った」という逸話もあるそうです。
参勤交代と同じく江戸の領地下で人質として監視するという目的もあるのかもしれないですね。
引っ越し大名・主人公の片桐春之介(星野源)は引っ越しに失敗したら即切腹!という設定でしたが、これは作品オリジナル設定なのかも!
まとめ
今回の記事をまとめると、
- 「引っ越し大名」と「超高速!参勤交代」の作者は同じ土橋章宏氏
- 両作品に物語上のつながりはない
- 「引っ越し」は領地を移動させることで、「参勤交代」は期間限定の出張のようなものという違いがある
でした。
これでスッキリと引っ越し大名が観られそうです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。