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【図解付き】映画・ハローワールドの裏設定を徹底考察・解説!原作小説の最後も

2019/10/10
 
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映画「ハローワールド」を観てきました!

観た結果、分からない箇所もたっくさんあったので、理解するために原作小説とスピンオフのif小説を買って補完してみました。

そこで今回は、原作小説からの補完から図解での解説を交えて、ハローワールドの疑問や裏設定を全て徹底考察していきます!

【図解付き】映画ハローワールドの裏設定を徹底考察・解説!原作小説からネタバレ解説

私が映画を観て感じた疑問として大きなものは以下のようなものでした。
※この記事では小さい方を「直実」、大きい方を「ナオミ」と呼び分けることにします

  • そもそもハローワールドの世界構造全体が理解しきれない
  • 直実と一行さんが最後に着いた世界はどこ?
  • ラストシーンで目覚めた堅書直実は「直実」?「ナオミ」?
  • 未来の一行さんの目的はなんだったのか
  • そもそも最後の世界はどこ?なんであんな状況になってるの?

それぞれの疑問について原作小説を読んで裏設定を理解した上で、詳しく考察してみました。

まず結論を先に言ってしまうと、物語全体を俯瞰すると以下の図のようなことが行われていました。
(上が物語内での各人物の動きで、下は物語終了後の各世界の状態です)

まとめると上記のような展開が行われていたということが分かりました。
次の章から1つ1つ具体的に疑問を解説していきます。

ハローワールドでの世界の構造を整理

「ハローワールドの世界構造って結局どうなってんの?」
まずここがハローワールド全体の理解に関わってくる部分だと思います。

たくさん世界を移動しすぎて結局何がなんだか・・・ってなりますよね。
私はなりました(笑)

そこで図を作ってみました。以下のような感じです。
左が「アルタラの修復機能停止前の世界」、右が「修復機能停止後の世界」です。

まずは左側から。

  • 直実の世界:2027年
  • ナオミの世界:2037年
  • 現実世界:2047年 ※ラストの月面世界

となっています。

左の図の色付きの世界は全て、現実世界(ラストの月面世界)のアルタラに記録されたデータの世界です。

左の特徴は「現実世界は1つだけであること」ですね。

しかし直実とナオミによって、ビッグバン(世界の始まり)が起こりました。

直実とナオミが歴史改変したことによって、修復機能が暴走しましたよね。
今まで修復機能のおかげで各世界の歴史が完全一致していたのに、それを停止したからそれぞれの世界が独立した別の歴史を歩めるようになった

つまり今までデータ世界と呼ばれていた直実やナオミの世界も【上の世界に左右されることのない未来】を手に入れた。
これは実質、どの世界も現実世界と呼んでいいものに変化したわけです。

今までは縦の上下関係にあった世界達が、完全に横並びの平行世界(パラレルワールド)となった。→これが図の右側の世界構造

これが作中での世界構造の変化の概要です。
この関係も親切には説明してくれないので少し分かりづらかったですよね。

直実と一行さんが最後に行き着いた世界はどこなのか

そして世界構造を理解した上で考察するに、直実と一行さんが最後に行き着いた世界は、「現実世界として独立した元・直実の世界」です。

これは原作小説でも明言されていたので確定です。

しかし、直実はこの後

「きっとここは、まだ誰も知らない、新しい世界なんです」

と言います。

この意味を考察するに、今までは未来が決まっていた世界だったけど、一行さんが生き残った今、この世界の未来は誰にも分からなくなった。どんな未来も描けるようになった。

「元の世界かもしれないしそうじゃないかもしれない、でも1つ確かなことは今までとは違う好きな未来を歩める世界に来たんだよ。」

これを言いたかったんだろうなと。

最後の結末の意味!目覚めたのは大きい方のナオミだった

最後に月面の未来世界にて、一行さんによってナオミが目覚めさせられた件の考察に入りましょう。

まず私は、この堅書直実は「直実の方?」「ナオミの方?」と混乱したので原作小説で確認したんです。

すると原作小説ではナオミと表記されていました。
加えて、ナオミは心の声で

「あいつは幸せになっただろうか」
出典 ハローワールド原作小説

と呟くんですよね。

このセリフが出てくるのは死ぬ寸前に「幸せになれよ」と言ったナオミ以外ありえないでしょう。

死んだと思われたナオミは、別の世界で幸せになれたということですね。

カラスの正体は未来の一行さんで最初からナオミが目的だった

それともう一つ、これも見逃せない考察ですが、カラス(神の手)の中身は、喋るようになった地点から、ラストに出てくる未来の一行(以降ルリ)さんが入り込んでいました

現実世界(2047年)ではルリではなく堅書直実のほうが脳死状態になってしまっています。

ルリは脳死状態の堅書直実に対して、中身と器の同調による意識の回復をしたかった。

ルリ「あなたは大切な人のために動いた。貴方の精神は今、ようやく『器』と同調したんです」

ルリは劇中で上記のようなセリフを発しましたが、これは【ナオミが直実のために自己犠牲を図ったこと】を言っています。

ナオミはそれまでは精神が同調できる状態になかったんです。

わかりやすく言うと

「人を不幸にしても構うものか。」

という考え方は本来の堅書直実のパーソナリティからかけ離れた精神状態だったんですね。(ナオミはそれほど狂ってしまっていた)
だから未来世界の【器の堅書直実】と精神が同調せず、未来の一行さんはずっと四苦八苦していたんです。

2047年の美鈴「堅書ナオミの心は今、壊れている。執念に憑りつかれ、狂気の瀬戸際にあるの。このままではガイドとして正常に機能しない。自分を守ろうとする、生物としてごく当たり前の意識さえろくに持っていないの。そんな心のままではとても使えない。」
小説「HELLO WORLF IF 勘解由小路美鈴は世界で最初の失恋をする」

しかしナオミは、自分のしたことを悔い改め、最後には直実を救うために自分の命をも犠牲にした。この瞬間の精神状態は元々心優しい心を持った堅書直実の生来のパーソナリティそのものでした。

この瞬間に現実世界(2047年)への精神の同調の準備が整い、ナオミは2047年で目を覚ますことができたわけです。

あのカラス(未来の一行さん)は最初から【直実ではなくナオミの精神の成長が目的】だったということですね。

なんとなくあのカラスは『ナオミ』ではなく『直実』の味方、みたいな雰囲気を醸し出してましたけど、実はナオミのために動いていたなんて驚きの伏線ですよね。

ラストの未来世界は元・現実世界

ラストの月面の未来世界が2047年にあたり「元・現実世界」にあることは確定しています。※世界構造の図で言うと左の一番上の世界ですね。

これはスピンオフ小説の『HELLO WORLD IF 勘解由小路美鈴は世界で最初の失恋をする』にて描かれていたので間違いないです。

しかし『ラストの月面世界の状況は何?なんでこの世界はこんなことになってんの?』と思いますよね・・・笑

まず原作小説にて、今回の映画で扱われている世界(2027年と2037年)が「脳死状態にある堅書直美を治療するための蘇生プログラムの世界」であるとも言われているんです。

この『蘇生プログラム』の解釈次第ではありますが、2027年と2037年のアルタラの世界は、全てナオミ蘇生のために架空の事実に基づいて作られたデータ世界であったと考えることができます。

現実世界では本当は一行さんは一度も脳死になっておらず、一行さんが落雷に打たれる2027年と2037年の世界は、全てナオミの精神の成長のために作られたデータ世界であったということです。

こう考えると2037年と2047年の脳死状態がナオミとルリで逆転しているといった事実の違いも説明が付きます。

さらに今作のキャッチコピーとして『この物語は、ラスト1秒でひっくり返る』と言われていますよね。

これは今まで見てきた物語は、【少年直実少女瑠璃を救う物語】だと思って見ていたけど、実は本質は現実世界の【大人ルリ大人ナオミを救う物語】だったんだという解釈をするとシックリと来ますね。

勘解由小路美鈴も実は20年後の自分と行動していた

劇中では勘解由小路美鈴というキャラクターが登場しています。
(ショートカットの明るい人気者の女の子のサブキャラです)

この子にも実は2047年(現実世界)からきた未来の勘解由小路美鈴がついていて、堅書直実と一行瑠璃のために暗躍していたんです。


↑2047年の勘解由小路美鈴
出典 小説「HELLO WORLF IF 勘解由小路美鈴は世界で最初の失恋をする」

この美鈴は2047年の現実世界(未来)では一行さんと親友になっているんです。
そして堅書直実の精神をサルベージするために一行さんに協力しています。

その協力の一貫として未来世界の美鈴(以降ミスズ)は、過去の美鈴に接触することで間接的にナオミに手を貸し、そして最終的には【ナオミの精神の成長によってサルベージを成功させること】を目的として2027年に入り込みます。

実はナオミの2037年→2027年への侵入は、ミスズと美鈴によってサポートされていたんですね。
(ちなみに2027年の美鈴は直実の努力をずっと影から見ていて好きになってしまいます)

そして未来世界のルリ(一行さん)とミスズは、落雷に打たれるあのシーンまでにナオミが改心して【現実世界の器の堅書直実】と精神が同調してくれることを望んでいました。

しかし結果として改心はされず、ナオミは直実から一行さんを奪ってしまう。
これは何度もトライしてきては繰り返されてきた失敗パターンだとミスズは語っていました。

しかし映画の回では遂にその後、ナオミが改心して直実を助けるという今までにない展開が起こります。これによりナオミを現実世界へと精神サルベージすることがようやく成功した。

という裏設定だったんですね。

いやーこれは映画観ただけでは絶対分からない(笑)
スピンオフ小説を読んでようやく理解しました。

図書室で直実と一行さんが栞を渡して仲良くなるシーンで、後ろでこの子が覗いているシーンがあったり意味深だなーとは思ってたんです。

しかし映画では尺の問題かスポットが当たらなかっただけで重要キャラクターだったんですね。

この小説を読むと一気にハローワールドへの理解が深まるので興味ある方はぜひ読んでみてください。
2047年のルリとミスズの会話や、2人の苦悩もけっこう描かれています。

まとめ

今回はハローワールドの疑問について考察をまとめてみました。

他にも疑問などあれば追加で考察していくのでぜひページ下部よりコメント下さい!

また、反対意見なども含め色んな意見大歓迎です!

最後に一言、この映画・・・一行さんかわいすぎ!

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Comment

  1. ゆい より:

    カラスの声はミスズだとエンドロールで書いてありました!

    • Caph より:

      ゆいさん、コメントいただきありがとうございます!
      カラスの声、もしかしたらルリと書いてあったの間違いとかではないでしょうか?
      というのも小説版では以下のような描写があるのでカラス=ルリ(2047年の一行瑠璃)なのは間違いないんです。

      引用その①
      ~ナオミが瑠璃(少女)を連れ去った後のミスズと美鈴の会話~
      ミスズ『ルリは堅書君のフォローに回ったわ。彼も別方向から2037年のステージに乗り込むつもりよ』

      引用その②
      「『器』と『中身』の同調が必要だったんです。」
      電話の自動音声案内のような、女性の声がした。聞き覚えがあった。それは直美の手袋の声だった。
      →自動音声案内のような声=ルリとして小説では何度も表現されていました。そして『直実の手袋=カラス』ですね。

      これらからカラス=ルリ(2047年の一行瑠璃)は間違いないと思っております!

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